消費者教育教材表彰 横浜銀行「おかねの教室」が最高賞受賞

◎豊富なコンテンツ、家庭学習も可能

消費者教育支援センターが主催する「消費者教育教材資料表彰2023」の受賞教材が発表され、横浜銀行が制作したウェブサイト「はまぎん おかねの教室」が最高賞の内閣府特命担当大臣賞を受賞した。クイズやシミュレーション、実践例など豊富なコンテンツが用意されている点や、コンパクトにまとめられた動画や指導用スライドなどが無料で利用できる点などが評価された。

はまぎん おかねの教室

内閣府特命担当大臣賞を受賞したウェブ教材「はまぎん おかねの教室」のトップページ。お金と上手に付き合いながら人生をより良くするための基礎知識が学べる

消費者庁長官賞には愛知県の食品ロス削減環境学習プログラム「学ぼう!へらそう!『食品ロス』~大切な食べ物を、おいしく食べきるために~」と開発教育協会の「服・ファッション―開発教育アクティビティ集5」が、消費者教育支援センター理事長賞には第一生命保険の「ライフサイクルゲームⅢ~生涯設計のススメ~」が選ばれた。

「おかねの教室」は小学生から大学生、さらには大人までを対象としたウェブ教材。アニメーション動画やクイズ、教材、授業実践ナビ、シミュレーションなどのコンテンツで構成されている。生活する上で欠かせないお金に特化した内容で、金融知識の基礎を学ぶことを通じて「生きる力を育む」よう構成されている。

授業での使いやすさにも重点が置かれていて、小学生・中学生・高校生・大学生~大人と4つの対象別に区分されている。収録されている動画はそれぞれ4~8分とコンパクト設計。さらに、指導用スライドとワークシートがセットになっていて、学校の授業だけでなく個人で、または家族との家庭学習でも利用できる。

選考委員は「教材制作の趣旨が明確」「お金について学ぶことが自分の生活をよりよくするためであると学ぶ側が前向きに捉えられるように構成されている」などと高く評価している。

(本紙「ニッポン消費者新聞」7月1日号より転載)

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