アジフライとの相性度、味ぽんが最高得点 ミツカンなどAI測定

アジフライにかけるのはソースか、しょうゆか、はたまたタルタルソースか――。この「何をかけるか問題」に対し、ミツカンが一つの答えを導き出した。味覚に関するコンサルティングをおこなうAISSY(東京都港区)とともに、慶應義塾大学が開発した味覚センサーAI「レオ」を用いて各種調味料との相性度を測定したところ、最高得点を獲得したのが味ぽんとなった。AISSYの鈴木隆一社長は「アジフライの持つ旨味・塩味に、味ぽんの酸味と塩味が加わることで、アジフライのおいしさを引き出した」と分析している。

「アジフライの聖地」を宣言した長崎県松浦産の冷凍アジフライをAI「レオ」で測定した。その結果、味ぽんの相性度は100点満点中97.3点と最も高く、以下、タルタルソースが97.0点、ソースが95.6点、しょうゆが95.3点の順となった。

味ぽんは1964年に鍋用調味料として発売されたが、その後、おろし焼肉やのっけ盛り、さっぱり煮など活躍の場を広げ、オールシーズン型の調味料として定着してきた。ミツカンは「今後は味ぽんで揚げ物をさっぱりと食べる提案を強化していく」としている。

(本紙「ニッポン消費者新聞」4月1日号より転載)

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