健康食品の相談1.5倍、大半が「お試し」=東京都11月分
- 2018/2/14
- 食品
東京都消費生活総合センターがまとめた昨年11月の消費生活相談受付状況によると、健康食品に関する相談件数が前月比で約1.5倍に増加していることがわかった。ほとんどが「お試し」や「1回限り」のつもりで購入したという事例だった。
同センターが11月に受け付けた健康食品の相談は100件。前月(67件)に比べて約1.5倍の増加となり、前年同月(63件)と比べても増えていた。健康食品を含めた全相談件数は2297件と、対前月比0.1%の増加、対前年同月比0.4%の減少だった。
相談のほとんどが「お試しや1回限りのつもりで購入申し込みをしたが定期購入だったので解約したい」という内容。なかには「解約のため事業者に電話をしているがつながらない」という事例も多く含まれていた。
お試しトラブルを巡っては、愛知県が昨年12月、依然として増加傾向が続いているとして注意喚起を実施。相談者の7割が女性で、SNSやインターネット通販を介した健康食品や化粧品の契約トラブルが目立っていた。申し込む前に定期購入になっていないか、表示をよく確認する必要があるという。