大阪で「きもの等販売被害110番」 13日に 次々販売横行

大阪市内などで着物や関連装飾品の次々販売による高齢者被害が発生しているなどとして、大阪弁護士会(福田健次会長)は10月13日に「きもの等販売被害110番」を実施する。同会消費者保護委員会の弁護士が相談に応じ、被害の未然防止・早期発見・救済に取り組む。同会は「トラブルや不安を抱えて悩んでいる方はぜひ相談を」と呼びかけている。

110番は10月13日(木)10時~16時まで。電話番号は06・6363・0023(事前予約不要、当日のみの専用番号)。

高齢者を狙った着物の次々販売を巡っては、法規制の面でも一定の対応が行われてきたが、現在も深刻な被害が発生しているもよう。大阪市が9月1日、是正勧告に応じない事業者を公表する措置を行ったが、その後も販売活動を継続しているとの情報があるという。また、別の業者による被害事例も確認されており、被害の潜在化や今後の発生が懸念されている。

次々販売では高額な商品を次々と購入させられるため、高齢者の生活が行き詰まるという深刻な事態となる傾向が強い。問題が発覚した時点ですでに深刻化しているケースも多く、同会は110番への電話を呼びかけている。

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