【米国】アフラック向け販促用ぬいぐるみリコール 鉛など検出
- 2022/6/7
- 海外
米国消費者製品安全委員会(CPSC)は6月2日、コミュニコープ(Communicorp、ジョージア州)が販促用アヒルぬいぐるみのリコールを開始したと発表した。基準を超えるフタル酸エステルと鉛が検出されたため。2009年から2021年までに販売した8種類、計60万個が対象で、中国からの輸入品。ぬいぐるみは保険大手アフラック販売代理店や営業員に5~8ドルで直接販売され、イベントなどを通じて消費者に無料配布されたという。CPSCは「フタル酸エステルと鉛は幼児が摂取すると有害であり、健康に悪影響を与えるおそれがある」と警告している。
コミュニコープの発表によると、プロモーション用アヒルぬいぐるみを自社検査したところ、一部の製品から連邦基準を超えるフタル酸エステルと鉛を検出した。同社はCPSCに報告し、当局との緊密な協力のもと、自主回収に着手したとしている。
8種類のぬいぐるみは6インチ(約15センチ)の大きさで、アフラックのアヒルのキャラクターが救急隊員や警察官、釣り人、ビジネスマン、ゴルファー、ライフガードなどに扮したもの。CPSCとコミュニコープは直ちに使用を中止し、処分するよう呼びかけている。