【英国】ギャンブル広告規制強化 人気スター起用禁止へ
- 2022/4/22
- 海外
広告コードを策定する英国広告慣行委員会(CAP)は4月5日、18歳未満の子どもを保護するため、ギャンブル広告への人気スポーツ選手や有名人の起用を禁止する新たなルールの導入を発表した。10月1日に発効する方針で、広告主だけでなくスポーツ、テレビなど様々な業界に影響が及ぶとみられている。
今回のルール強化は、「ギャンブル広告が子どもにとって魅力的であってはならない」という基本原則をさらに強化したもの。18歳未満に強くアピールするコンテンツを禁止するという。
具体例として▽トップフライトのサッカー選手と18歳未満からのフォロワーが多いサッカー選手▽子ども達に人気のスポーツ選手▽人気ビデオゲームコンテンツやゲームプレイ画面▽恋愛リアリティ番組「ラブ・アイランド」などのスター、があげられている。
CAPは「これまで、スポーツスターやビデオゲーム画像などを起用したギャンブル広告が氾濫していた。こうした慣行を終わらせることでギャンブル広告に新たな時代を到来させ、年齢制限が課せられているサービスに適したものにしていく」とコメントしている。