新未来創造戦略本部、活動成果を報告 SNS相談など9分野🔓

◎全国の消費生活関連条例の調査にも着手

徳島県に設置された「消費者庁新未来創造戦略本部」(本部長・伊藤明子消費者庁長官)は3月24日、2021年度の活動成果を発表した。同「本部」は消費者政策の研究・推進を目的に20年7月、恒常的拠点機関として徳島に設置された。徳島県の協力のもと、各地を実証フィールドとして調査・研究に取り組んでいる。活動成果を全国の政策展開に活かすとともに、国際シンポジウムを通して世界に発信していくことをめざす。

消費者庁新未来創造戦略本部成果報告

徳島と消費者庁を結んでのオンライン報告会が開催された(3月24日、消費者庁にて)

報告会では、消費者志向経営の推進、SNS(LINE)を活用した消費生活相談の実証実験、デジタル技術を活用した情報発信・普及啓発など、九分野の取組成果を発表。初めて全国の自治体対象に消費者関連条例を調査した内容も注目された。成果のいくつかをピックアップしてみた。

この「成果報告会」は3月24日、徳島県庁内の新未来創造戦略本部と東京の消費者庁をオンラインで結んで開催された。年次報告とはいえ、9分野にわたる取組の中には継続的に実施されてきたものもあり、研究の幅広さも感じさせた。

消費者志向経営推進への取り組みについては、自治体への協力呼びかけや事業者団体への働きかけが紹介された。事業者へのアンケート・ヒアリング調査も実施し、周知活動を推進。その結果、四国4県での消費者志向自主宣言事業者の数が今年1月末現在、114社へと増加…(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」4月1日号より一部転載)

この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
📌ジー・サーチ データベースサービス
📌日経テレコン

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 高齢消費者・障がい消費者見守りネットワーク連絡協議会
    消費者庁は10月16日、高齢者や障がい者の地域見守り活動についての情報共有化をめざして「高齢消費者・c
  2. 米消費者製品安全委員会
    米国消費者製品安全委員会(CPSC)は11月18日、複数の事故が発生していることを把握していながら直c
  3. 電話相談
    ◎全国有料老人ホーム協会が開設 経験豊富な相談員が対応 公益社団法人全国有料老人ホーム協会(有老協c
  4. JAPA中下裕子代表理事
    ◎東京消費者団体連絡センター主催の学習会で PFAS(有機フッ素化合物)問題への理解を深めようと、c
  5. 英国の消費者団体Which?
    英国の消費者団体Which?は11月14日、5月に施行された「反グリーンウォッシュ規則」などへの違反c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る