【米国】バーガーキング、25年までに包装材のPFAS排除へ

バーガーキングやドーナツ店のティムホートンズなどを傘下に持つ米外食大手「レストラン・ブランズ・インターナショナル」は3月24日、店舗で使用する食品包装から有害化学物質PFAS(パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)を2025年までに排除すると発表した。世界的な取り組みとの位置づけで、地域ごとに段階的に廃止していくとしている。

同社は持続可能な容器包装に関するポリシーに「PFASの排除」を追加。現在、調達チームとブランドチームがPFASの代替資材の評価に乗り出していると報告した。すでにカナダのティムホートンズでは、製紙大手と連携し、代替資材の開発に成功。実証実験を経て導入段階に入ったという。PFAS排除に向け「ブランドや地域ごとに状況が異なるため課題は多いが、滑り出しは順調だ」としている。順次、取り組みの進捗状況とロードマップを公表していく。

これを受け、PFAS使用禁止キャンペーンを展開する非営利団体U.S.PIRGは「バーガーキングの消費者保護の取り組みは称賛に値する。ほかのチェーン大手もこの動きに追随してほしい」と呼びかけた。ファストフード大手ではマクドナルドとウェンディーズがPFAS排除の方針を明らかにしている。

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