【米国】今年のベストカー10部門発表 日本車が8部門制す

米国の消費者団体コンシューマー・リポートは2月17日、今年の部門別ベストカーを発表した。10部門のうち8部門を日本車が制し、スバル「フォレスター」などが高く評価された。評価では路上テスト、信頼性、ドライバー満足度、安全性に加え、AEBなどの先進安全機能の搭載が重視された。

BMX「X5」やヒュンダイ「ツーソン」は高得点を獲得したが、歩行者検知機能付き自動緊急ブレーキ(AEB)を標準搭載していなかったため対象から除外。また、大型トラックは総合評価が基準以下であり、安全機能も搭載されていなかったため選出なしとなった。10部門のベストカーは以下の通り。

  • 小型車:日産「セントラ」
  • サブコンパクトSUV:日産「ローグスポーツ」
  • 小型SUV:スバル「フォレスター」
  • 中型セダン:ホンダ「アコード」
  • ハイブリッド:トヨタ「プリウス/プリウスプライム」
  • 2列SUV:トヨタ「RAV4プライム」
  • 中型3列SUV:キア「テルライド」
  • コンパクトピックアップトラック:ホンダ「リッジライン」
  • 電気自動車:フォード「マスタングマッハ-E」
  • 高級中型SUV:トヨタ「レクサスRX」

同団体は、スバル「フォレスター」について「9年連続選出が示す通り、揺るがない信頼性の歴史を持つブランド。2022年モデルは強力な燃費性能と安全性に焦点が当てられ、なおかつ競合他社よりも広々とした車内空間や収納を提供している」とコメント。

ホンダ「アコード」は「ゆったりとした車内空間、快適な乗り心地、十分なパワーと効率性を備えたファミリーセダン。乗り心地とハンドリングのバランスが取れていて、運転するのが楽しい」。

トヨタ「プリウス」は「長年ベストカーに選出されるブランドで、一貫した信頼性とドライバー満足度の高さが際立つ。燃費性能は我々のテストで驚異的な52mpgを達成。快適で安定した乗り心地、安全なハンドリング、快適な運転性も特長で、11.6インチの大型センタースクリーン搭載モデルはハイテクな雰囲気すら持ち合わす。多くのライバル車が参入する分野だが、プリウスは依然としてベンチマーク(目指すべき指標)だ」と評価した。

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