還付金詐欺急増中 前年の2.4倍 被害総額38億円

警察庁がまとめた特殊詐欺認知・検挙状況によると、全国の警察が把握した今年1月~10月の還付金詐欺は3385件で、前年同期(1399件)に比べて2.4倍に増加した。被害総額も38億円を超え、前年同期(約19億円)のおよそ2倍となっている。

還付金詐欺は「税金が戻ってくる」などとうその説明をして被害者にATM(現金自動預払機)を操作させ、言葉巧みに現金を別の口座に振り込ませるもの。今年は医療費名目のものが1659件、健康保険・社会保険名目のものが1376件確認されており、「医療費の還付がある」「介護保険が戻ってくる」といった電話などに注意が必要だ。

検挙数も増えており、今年はすでに548件(前年同期362件)と2017年以降で最多となっている。

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