徳島発「エシカル甲子園」今年も開催へ グローバル枠も新設
- 2021/6/14
- くらし
高校生がエシカル消費の取り組みを発表する「エシカル甲子園2021」(徳島県教育委員会・徳島県主催)の参加校募集が6月8日、始まった。3回目となる今回は、海外の高校と連携した取り組みを対象とする「グローバル枠」(1校)を新設して、本選出場枠を11校へと拡大させた。コロナ対策として、来年3月開催の本選はオンライン出場も可能とした。大会事務局は「地域にとどまらず全国、世界をフィールドに、高校生のしなやかな感性と発想で“新しい生活様式”を踏まえてできる実践を募集している」と呼びかけた。
8月31日までエシカル消費に関する取り組み内容を募集し、書類審査により、本選へと駒を進める11校(ブロック代表校8校、開催県代表校1校、審査委員特別枠校1校、グローバル枠校1校)を決める。本選は来年3月18日、徳島市内のホテルとオンラインでのハイブリット型で開催し、優れた取り組み発表には内閣府特命担当大臣賞、消費者庁長官賞、徳島県知事賞など各賞を授与してく。
前回は全国87校がエントリーし、北海道・東北ブロック代表の宮城県農業高等学校が内閣府特命担当大臣賞に輝いた。プラスチックカプセルを用いた緩効性肥料の代わりとして、ウレアホルムが稲作に適していることを実験や調査で証明し、水田から海へとプラスチックが流入しないための活動を報告するなどした。
大会の詳細や募集要項などは徳島県ホームページもしくは大会事務局(教育委員会学校教育課回帰創出・消費者教育担当)まで。