チョーヤ、南高梅の漬け込み開始 梅雨の風物詩

梅雨の風物詩として知られる、梅の漬け込み作業が始まった。

梅酒大手のチョーヤ梅酒(大阪府羽曳野市)は5月28日、和歌山県紀州産の南高梅(なんこううめ)を熟成タンクに漬け込む作業を開始した。梅の実の肥大状況を見ながら、1カ月程この作業を続ける。おおよそ1年以上の期間じっくり熟成させ、梅の成分を十分に引き出した後、ブレンドや瓶詰などの工程を経て、日本市場にとどまらず世界60カ国以上に出荷されていく。

チョーヤ梅酒漬け込み開始

チョーヤによると、和歌山県の主力産地では梅の花の満開期後、平年より気温が高い日が多かったことや、梅雨入り時期が例年より早かったことから、やや早めの漬け込み開始となった。

使用する紀州産南高梅は果肉が厚く、酸度が高いのが特長。チョーヤは100%国産梅を使用しており、約8割を紀州産南高梅が占める。伊賀上野、紀州、大阪川向の各工場に計446基ある熟成タンクは、最大10万リットルの容量。梅の産地ごとに品種や熟度ごとに丁寧に管理されるという。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 全相協公開シンポジウム
    ◎「サプリメント形状食品の規制必要」との意見も 全国消費生活相談員協会(全相協)は11月15日、秋c
  2. ニッポン消費者新聞2024年1月号
    特集 健康食品110番に350件超 全相協、シンポジウムで報告 機能性食品は21件 ~c
  3. パブリック・シチズン
    米国の消費者団体パブリック・シチズンのロバート・スタインブルック博士は11月21日、米食品医薬品局(c
  4. ETOC
    特殊詐欺グループと知りながら電話回線を提供する反社会的な電話事業者が存在することから、通信系の5団体c
  5. 高齢消費者・障がい消費者見守りネットワーク連絡協議会
    消費者庁は10月16日、高齢者や障がい者の地域見守り活動についての情報共有化をめざして「高齢消費者・c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る