仏UFC創立70周年 過剰消費テーマに写真コンテスト開催へ
- 2021/4/12
- 海外
フランスの消費者団体UFC(フランス消費者同盟)は4月7日、創立70周年記念イベントとして写真コンテストを開催すると発表した。「過剰消費」を非難する芸術的な写真を5月まで募集し、今秋の全国大会で最優秀作品を発表する。電動自転車などの賞品も贈呈するという。
写真コンテストには各地域の25協会も参加。地域予選で優秀作品を選定し、秋の一般投票で大賞を決める。募集テーマは過剰消費をスローガンとした写真。消費者に、より冷静で責任ある購買行動を促す狙いもある。UFCは「すぐに寿命がくる製品、修理できない製品、プラスチックごみの山、リサイクルできない廃棄物、広告による汚染など、あなたの芸術的才能を表現してほしい」と呼びかけている。
UFCは1951年設立。西ヨーロッパでは最古参の消費者団体で、地域ごとの約150団体で組織する。雑誌「Que Choisi」や消費者情報サイト「UFC Que Choisir」を運営している。