新型コロナワクチン詐欺防止へ 15日から相談電話設置 国セン
- 2021/2/12
- くらし
井上信治消費者担当大臣は2月12日、消費者からのコロナ関連相談が1週間で1000件前後寄せられているとし、相談内容や件数の増減に注視していることを明らかにした。今後導入される新型コロナワクチン接種に関連した詐欺被害防止も重要とし、2月15日から国民生活センターに「新型コロナワクチン詐欺消費者ホットライン」を設置することを説明した。
全国民に新型コロナワクチン接種が準備されていることから、井上大臣は「行政機関等をかたったなりすましに注意を」と呼びかけた。保健所を名乗って「コロナワクチンが接種できる、後日全額返金するのでお金を振り込むように」との電話が高齢者宅にあった、との報告が各地消費生活センターに寄せられているという。また、「コロナワクチンが無料で受けられます」と言って個人情報を聞き出す不審な電話も散見しているという。
井上大臣は「市区町村がお金や個人情報を電話やメールで求めることはない」とし、国民に注意を呼びかけた。
国の方針では、新型コロナワクチン接種の費用は無料。市区町村からは「接種券」「接種のお知らせ」が郵送されるが、電話やメールで個人情報などを消費者に求めることはない。
2月15日からの国民生活センター「新型コロナワクチン詐欺消費者ホットライン」の電話番号は0120-797-188。それまでは通常の局番なし「188(いやや)」で全般の相談を受け付けている。