「分散引越」呼びかけ 今年のピークは3月20日~4月4日
- 2021/1/14
- くらし
国土交通省や全日本トラック協会などは1月13日、3月から4月にかけて引っ越しの依頼が集中するとして、「分散引越」を呼びかけた。同時に今年の引越混雑予想カレンダーを公表。特に混雑が予想されるのは3月20日から4月4日にかけてだとし、この時期を避けた引っ越しの検討を促した。
新年度を控えた3月の引っ越し件数は通常月の約2倍にのぼり、大手6社が請け負った引っ越し件数は30万件に達する。こうした中、近年は運輸業界の人手不足などを背景に、引っ越し業者が見つからないなどのトラブルも発生している。一方で、混雑時期を避けた引っ越しはメリットも多く、「3月末の土日の引っ越しと比べて、代金が安くなった」「3月の最終週から引っ越し時期をずらすことで、予約が取りやすくなった」などの声が寄せられているという。
引越時期の分散化を巡っては、企業が人事異動の時期をずらすなど取り組みが行われ、一定程度の分散が進んでいるものの、依然として3月・4月の依頼が集中している状況。国交省などはピーク時期を避けた、トラブルのないスムーズな引っ越しを呼びかけている。