UNCTADがCIに祝賀声明 巨大テックの市場支配で協力を

国際消費者機構(CI)の設立60周年を祝して、国連貿易開発会議(UNCTAD) のムクヒサ・キトゥイ事務局長は11月20日、祝賀メッセージを出した。コロナ禍で消費者や中小企業が苦境に立つ中、巨大テック企業の市場支配力が拡大していることなどを指摘。オンライン上の消費者保護や透明性、公平性の確保が必要だとして、国際協力を呼びかけた。

メッセージでは、新型コロナウイルスの世界的蔓延による市場のゆがみを指摘。苦境に立つ中小企業は、国の支援が得られない場合、倒産率が9.4%から18.2%に上昇するとし、宿泊、外食、芸術、娯楽、観光、教育の分野でより悲惨な状況になっていると警告した。一方で、加速するデジタル化の波に乗って、巨大デジタルプラットフォーマーの市場支配力が拡大。大手5社(Google、Amazon、Apple、Facebook、Microsoft)が今年に入って計19件の買収を行うなど、2015年以降で最多ペースになっていると指摘した。EUやドイツが巨大テック企業の規制に乗り出す中、ほかの経済圏も追随する必要があると訴えた。

キトゥイ事務局長は、コロナ後もデジタル化の加速は続くとし、公正な競争と消費者保護に関する国際協力が重要だと強調。CIのこれまでの取り組みを称えるとともに、消費者の利益に向けた新たな協力関係を築いていきたいとエールを贈った。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 兵庫県立消費生活総合センター
    小林製薬の紅麹サプリメント3製品による健康被害問題を巡り、兵庫県は3月31日、2025年度も被害者のc
  2. 独自の基準で自動車テストを実施している消費者団体「コンシューマー・リポート」は、認定中古車について、c
  3. 地方消費者行政の充実強化を考えるシンポジウム
    ◎交付金事業期限到来、消費者庁「対策講じる」 具体策はこれから 全国消費者団体連絡会(全国消団連)c
  4. NCL
    米国の遺伝子検査会社「23andMe」が破産手続きを開始した問題で、消費者団体ナショナル・コンシューc
  5. SSRC
    ◎今年で8回目 消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク主催 消費者目線で企業のCSR・環境c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る