「朝どり」表示問題、市民団体が再々質問状 行政の姿勢問う🔓
- 2020/12/8
- 食品
「朝どり」表示で店頭販売されていた農産物が冷凍期間を含めて2カ月前の輸入加工品だったことがわかり、「食の安全・監視市民委員会」(代表・神山美智子弁護士)と「食の安全・市民ホットライン」(西原崇文事務局長)の消費者・市民団体が、消費者庁及び消費者委員会に販売実態の認識を質問したところ、その回答が「あまりに不親切」「木で鼻をくくる内容だった」として両団体は両機関に対し、再質問、再々質問などの公開質問状を繰り返し提出している。
監視市民委員会と市民ホットラインによる最初の質問は10月1日、それに対する消費者庁と消費者委員会の回答について11月6日に再質問、その回答についても納得できないとして11月25日、再々質問状を出すに至った。
◎あいまい表示、消費者が問題視
問題食品は「朝どりゆで枝豆」。関東圏の大手スーパーが6月に販売。原産国が「タイ」と記載されていたことから紛らわしい表示と思った消費者が消費者団体に通報。食の安全・市民ホットラインにも連絡が入り、同ホットラインで調査。次の点が判明した。
「原材料の枝豆はタイで栽培」「スーパーはその証明書も持っている」「採入後に冷凍輸入」「採入から店頭販売まで約2カ月間かかっていた…」
原料が冷凍加工の外国産、しかも2カ月経過しての販売。にもかかわらず「朝どり」表示。これは適正かなど素朴な疑問が出た。そこで食の安全・監視市民委員会と同ホットラインが10月1日…(以下続く)
(本紙12月1日号より一部転載)
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