英団体が最新ゲーム機Xboxレビュー 処理能力「驚異的」

マイクロソフトの最新ゲーム機「Xbox」が11月10日に発売されるのを前に、英国の消費者団体Which?が性能についてレビューを試みた。ゲーム好きの研究員1人が実際にプレイした感想を報告。高性能機種の「シリーズX」では、「処理能力が脅威的だ」とし、449.99ポンドと高価格ながら「(購入しても)ゲーマーが失望することはない」とコメントしている。

XboxシリーズXとシリーズS

黒い頑強な筐体の「シリーズX」とコンパクトな白い筐体が印象的な「シリーズS」

今回新発売された最新機種は「史上最速」をうたい、黒い筐体が塔のようにそびえ立つシリーズXと、「史上最もコンパクト」で249.99ポンドと低価格なデジタルゲーム専用機種「シリーズS」。英国では9月に予約が開始されると、どちらも数時間で売り切れたという。

プレイした研究員によると、シリーズXはかなり場所を取り、テレビ台の上に置けない可能性もあるという。しかし、「処理能力は驚異的」で、メニュー画面からプレイするまでの起動時間は7~8秒とスムーズ。「せっかちなゲーマーも不満がないレベルだ」と評価した。作動音も静かで、画質も「色の深みとグラフィックの鮮明さが印象的だ」と合格点を出した。コントローラーも快適で、「これまでのゲーム画質に物足りなさを感じているゲーマーは購入する価値がある」と推奨した。

一方、シリーズSの感想は「読み込み時間も速く、シリーズXとほぼ同じ」だとし、「グラフィックも貧弱さを感じさせないレベル(シリーズXほど良くはない)」とした。シリーズXとは200ポンドの価格差があるが、「次世代ゲーム機として費用対効果の高い機種」だと評価し、「(シリーズXの画質の良さにこだわらなければ)購入してもがっかりすることはない」としている。ディスク版のゲームはプレイできず、ダウンロード版のみの次世代機となっている。

ちなみに研究者が最新機種でプレイしたゲームは「Gears5」と「Forza Horizo​​n 4」だったという。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. パブリック・シチズン
    米国の消費者団体パブリック・シチズンのロバート・スタインブルック博士は11月21日、米食品医薬品局(c
  2. ETOC
    特殊詐欺グループと知りながら電話回線を提供する反社会的な電話事業者が存在することから、通信系の5団体c
  3. 高齢消費者・障がい消費者見守りネットワーク連絡協議会
    消費者庁は10月16日、高齢者や障がい者の地域見守り活動についての情報共有化をめざして「高齢消費者・c
  4. 米消費者製品安全委員会
    米国消費者製品安全委員会(CPSC)は11月18日、複数の事故が発生していることを把握していながら直c
  5. 電話相談
    ◎全国有料老人ホーム協会が開設 経験豊富な相談員が対応 公益社団法人全国有料老人ホーム協会(有老協c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る