高齢期の「住まい」選択のポイント 有料老人ホーム協会が冊子
- 2020/11/9
- くらし
超高齢社会が進展する中、公益社団法人全国有料老人ホーム協会(東京都中央区)はこのほど、「高齢期の住まい選択のための確認ポイント」をまとめたリーフレットを作成した。高齢者の「住まい」を検討する際に考えておくべき注意点について提示した。自身や家族に合った住まいの選び方を盛り込んでいる。
リーフレットは無料。送料120円分の切手を同封して応募すると送られてくる。応募先は、全国有料老人ホーム協会「確認ポイント冊子送付希望係」まで。応募締め切りは来年1月末日。在庫がなくなり次第終了となる。
このリーフレットはこれからの高齢期「住まい」を考ええる際に確認しておくこと、注意しておくことなどをまとめたもの。消費者が知っておくべ重要点を中心に、わかりやすく「住まい」について紹介している。
リーフレットでは高齢期住まいの選択ポイントとして、現在の状態を把握し、いつから、どこで暮らすか、どんなサービスが必要か、いくらかかるか、などの検討課題を提示、住み替えるにしても、元気なうちの住み替えと介護が必要になってからの住み替えでは住まいも変わってくると説明。チェック項目を設定し、自身・家族の気持ちを整理してどのような生活を送りたいか、それら希望を重視しながら、多面的な検討素材を提示している。
また、高齢期の住まいの特徴として福祉施設や民間の有料老人ホームなど施設の内容も紹介、それぞれへの入居手続きや入居対象範囲などを分かりやすく説明している。
超高齢化が進む日本では、安全・安心な高齢期住まいの提供は政治的・社会的重要課題。リーフレットの活用が期待される。全国有料老人ホーム協会は高齢者の住まいに関する相談も受け付けている。