ブルボン「ブランチュール」、トレー薄肉化とプラ削減で受賞

日本包装技術協会主催の「日本パッケージングコンテスト2020」で、ブルボンと食品容器メーカーのミカサ(新潟県見附市)が菓子包装部門賞を受賞した。クッキー菓子「ブランチュール」に使うトレーの厚み削減を繰り返したほか、植物由来のバイオマスプラスチックの使用割合を増やすなどの改善が評価された。

ブルボン「ブランチュール」包装で受賞

ブランチュールで使用しているバイオマスプラスチック25%配合トレー。形状にも工夫をこらしている

ブランチュールはチョコレートをサンドした薄板クッキー。破損を防ぐためプラスチックトレーが必要だが、環境保全活動の一環として両社が改善に着手してきた。

発売当初の厚みから35%以上の削減を行なうとともに、強度を保つためトレーの形状を改良。また、植物由来のプラスチックを10%使用から25%使用に高め、石油由来プラスチック使用量と二酸化炭素排出の削減につなげた。コンテストでは、廃棄の際、つぶしやすくなるよう形状を工夫している点も評価された。

ブルボンは「これからも、持続可能な未来社会をデザインしてまいりますとともに、安全で安心な商品を安定してお客様へお届けできるように務めてまいります」としている。

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