【米国】秋は駐車場所に注意 落ち葉が車を損傷
- 2020/10/12
- 海外
街路樹の色づいた落ち葉が道路や車を覆う季節に入り、米消費者情報誌コンシューマー・リポートは10月11日、樹木周辺での駐車に注意を呼びかけた。落ち葉が車のすき間に入り込んで吸気口や排水口を詰まらせたり、塗装にダメージを与えたりする可能性があるという。ほかに駐車場所がない場合は、落ち葉から車を守るため、多層構造の車体カバーの利用を勧めた。
コンシューマー・リポートによると、濡れた落ち葉に含まれる樹液は酸性で、塗装コーティングを傷つける可能性がある。また、落ち葉がワイパーに引っかかったり、すき間に入り込んで吸気口や排水口を詰まらせたりするため、状況に応じて取り除くことが必要。手やリーフブロワーを使って丁寧に除去し、最後に水で洗い流すなど、非常に手間がかかる。さらに、樹液が直接落ちてくることもあるため、特に長期間駐車する場合は樹木の下での駐車は避けてほしいとしている。
駐車場所以外の解決方法として、季節ごとにワックスをかけることを推奨。塗装の保護に役立つとした。樹木周辺で駐車しなければいけない場合は、多層構造の車体カバーの使用を勧めた。安価な単層構造カバーは湿気が発生し、車を傷つけるおそれがあるため、少々値が張る(100ドル以上)が多層構造のものが良いとした。
濡れた落ち葉は走行中も要注意。凍った道路と同じくらい滑りやすいため、同誌は「車間距離を十分に取ることが重要だ」と呼びかけている。