消費者委員会をサポート 他省庁との連携向上へ 加納克利さん🔓
- 2020/10/2
- くらし
消費者委員会事務局長・加納克利さん
◎消費者行政の推進・監視活動を支援
「消費者委員会は行政組織の中ではとてもユニークな存在です。消費者行政を推進させるとともに消費者目線からの監視機能も担う。監視の一環として各省庁に意見、提言、建議を提出する。事務局長として、このような委員会の活動をしっかりとサポートしていきたいと思います」
二之宮義人さんから引き継ぎ、今年9月に消費者委員会の新事務局長に就任した加納克利さん。「消費者委員会がその機能を十分発揮することができるよう環境を整備していきたい」と抱負を語る。これまで消費者契約法、景品表示法における課徴金制度、消費者裁判手続特例法、公益通報者保護制度など、消費者政策の根幹にある法制度の導入・改正に取り組んできた。
「行政に身を置いた経験は弁護士活動よりも随分長くなりました。消費者保護へ向けた制度的法整備の重要性を実感していたことから、様々な法整備に取り組んできました」
弁護士及び政策担当者という二つの目線からの取組が消費者問題の構造的・重層的課題への認識を深めた。発足以降の消費者庁・消費者委員会にずっと関与してきたことが消費者行政の重要性と、実態に即した課題への認識も広めた。
「消費者委員会の建議や提言の提出など様々な活動は制度や運用の整備へとつながっています。推進すべき取組は多い…(以下続く)
(本紙10月1日号「消費者問題はいま―提言」欄より転載)
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