【英国】ホンダが初のコードレス芝刈り機 消費者団体がレビュー
- 2020/8/18
- 海外
ガーデニングが盛んな英国で、ホンダは同社初となるコードレス芝刈り機を発売した。消費者団体のWhich?は「コードレス化が進む芝刈り機の世界で、最後のビックブランドの一つが参入した」とコメントし、さっそく商品レビューをおこなった。軽量化を達成したが、最高価格な芝刈り機の一つだと分析している。
ホンダは自動車と同様、芝刈り機の世界でもビックブランドの地位を確立し、欧米での人気は高い。同社はこれまで、ガソリンエンジンを積んだ製品を販売していたが、今年、バッテリーを積んだコードレス芝刈り機「Izy HRG 416 XB」を英国でリリースした。
本体の重さは、ガソリンエンジンを積んだ同類機種と比べて5キロ軽い23キロ。バッテリーの種類にもよるが、駆動時間は20分間で、他社のコードレス製品とそん色のない水準だという。
小規模な芝生用の製品で、ボタンを押せば起動するため、ガソリンエンジンのようにコードを何度も引っ張る必要もない。ただしバッテリーや充電器は別売りで、すべてをそろえると784ポンドになる。最も高価なコードレス芝刈り機の一つだという。Which?は「コードレス製品はホンダの新たなモデルになる可能性がある」と期待する。
日本の消費者にとって芝刈り機はあまり馴染みのない製品カテゴリーだが、英国では低価格製品から有名ブランドまで熾烈な販売競争が繰り広げられている。有名ブランドとしてはホンダ以外にもボッシュ、マキタ、ヒュンダイ、ケルヒャーなどが参入しているという。