米消費者団体が不動産情報サイトを比較 Zillowを推奨
- 2020/7/14
- 海外
米国内の250以上の消費者団体で組織する「アメリカ消費者連合」(CFA)は7月13日、不動産情報サイト大手5社の比較テスト結果を報告し、Zillowが最も優れていると評価した。CFAシニアフェローのステファン・ブロベッグ氏は「家は消費者にとって人生最大の買い物。良心的な不動産業者から購入することが重要で、Zillowは業者選びに役立つ情報を提供している」とコメントしている。
調査対象はZillow、Realtor.com、HomeLight、Yelp、Facebookと不動産販売各社の自社サイト。不動産業者に関する販売履歴や価格履歴、カスタマーレビューなどの項目について、公開頻度や正確性、透明性などを調べた。
その結果、Zillowは販売履歴データを77%の割合で記載していて、2位のRealtor.com(55%)を22ポイント引き離してトップ。カスタマーレビューの記載割合も61%とトップだった。販売履歴には日付などの重要な情報を正しく記載されていたほか、カスタマーレビューもほかのサイトよりも有益な情報が記載されていた。
ブロベッグ氏は、「販売履歴と価格履歴を見れば不動産業者の営業力や実績を知ることができる」とし、Zillowのサイトは情報が豊富だと評価。また、「各サイトのカスタマーレビューを読めば消費者はどの不動産業者を選ぶべきかが良くわかる。Zillowにも業者による書き込みが多いため、公平な情報源とは言えないが、消費者に役立つ情報が多く記載されていて、ほかのサイトよりも情報が偏っていない」と解説した。
報告書によると、不動産情報サイトの利用率は住宅購入者、不動産業者ともに約90%にのぼるという。