7日の世界食品安全デー、各国消費者団体もツイートで参加

世界食品安全デーの6月7日、WHO(世界保健機関)はツイッターで汚染食品による被害状況をつぶやいた。

WHOは「世界のほぼ10人に1人(推定6億人)が毎年、汚染食品を食べた後に病気になり、42万人が亡くなっている」とツイート。特に子どもの被害が深刻で、「食品媒介疾患の4割を5歳未満の子どもが占め、毎年12万5千人が死亡している」と報告した。

これらのデータは2018年2月の報告資料を引用したもの。報告では「多くの人は人生の中で食中毒を経験しており、普段食べている食品が有害な細菌や寄生虫、ウイルス、毒素、化学物質で汚染されてないことを確認する必要がある」と指摘。食品の生産から消費のあらゆる段階で汚染の可能性があるとして、すべての関係者が安全確保に取り組む必要があると呼びかけていた。適切に取り扱えば、ほとんどの食中毒を防ぐことができるとしている。

7日の世界食品安全デーにあわせ、多くの国際機関や消費者団体もツイートを展開。国際消費者機構(CI)は「祝・世界食品安全デー、消費者も重要な役割を担っている」、欧州のユーロコンシューマーズは「持続可能な食品を消費者が簡単に選択できるようにするべきだ」、豪州のCHOICEは「食物関連の病気を避けるために注意すべきポイントを学ぼう」、インドのコンシューマーボイスは「インドの消費者はトランス脂肪酸の規制を望んでいる」などとツイートした。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. パブリック・シチズン
    米国の消費者団体パブリック・シチズンのロバート・スタインブルック博士は11月21日、米食品医薬品局(c
  2. ETOC
    特殊詐欺グループと知りながら電話回線を提供する反社会的な電話事業者が存在することから、通信系の5団体c
  3. 高齢消費者・障がい消費者見守りネットワーク連絡協議会
    消費者庁は10月16日、高齢者や障がい者の地域見守り活動についての情報共有化をめざして「高齢消費者・c
  4. 米消費者製品安全委員会
    米国消費者製品安全委員会(CPSC)は11月18日、複数の事故が発生していることを把握していながら直c
  5. 電話相談
    ◎全国有料老人ホーム協会が開設 経験豊富な相談員が対応 公益社団法人全国有料老人ホーム協会(有老協c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る