留守番中の子どものやけど注意 ポット、味噌汁、カップ麺が上位

臨時休校により子どもだけで留守番する機会が増えていることを受け、東京消防庁は家庭内のやけど事故に注意を呼びかけた。「テーブルの上に置いてあったお椀に手をかけてしまい、スープで前腕をやけどした」などの事故が起きているという。

同庁によると、昨年は1259人がやけど事故で救急搬送され、全体の4割が12歳以下の子どもだった。そのうち9割近くが家庭内で起きていた。

やけどの原因となった器物の上位は「ポット・熱湯」150人、「味噌汁・スープ」103人、「カップ麺・麺類」80人、「お茶・コーヒー類」62人など。約2割が入院の必要な事例で、命の危険が強い重症と診断されるケースもあった。

同庁は「子どもが1人で簡単にお湯で調理できるカップ麺・インスタントスープ・味噌汁などを食べる時に、やけどをする危険がある」と指摘。熱い味噌汁やスープ、ポットややかんをひっくり返したり、沸騰した際の蒸気に触れたりしてやけどに至る可能性があるとしている。

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