【米国】サイクルラック、自転車載せなくても燃費に影響
- 2020/4/14
- 海外
行楽地でサイクリングを楽しむため、自転車を積むための自動車部品「サイクルラック(サイクルキャリア)」を愛車に取り付ける人も多いが、米消費者情報誌コンシューマーリポートが燃費に与える影響を検証した。自転車を載せない場合でも2~11%燃費が落ちる場合があるといい、同誌は「使用しないときは取り外したほうがいい」とアドバイスしている。
検証にはセダン車の日産アルティマと小型SUVのトヨタRAV4を使用(いすれも2019年モデル)。車の屋根に取り付ける「ルーフラック」と車の後部に取り付ける「ヒッチラック」の2タイプのサイクルラックを用いて計測した。
その結果、小型SUVに自転車2台を積んだ場合、ルーフラックで19%、ヒッチラックで12%燃費が落ち、セダンでは順に28%、25%の悪化となった。
自転車を積まない場合でも燃費が落ちていて、小型SUVではルーフラックで5%、ヒッチラックで2%の悪化。セダンはそれぞれ11%、3%となった。いずれの場合もルーフラックよりもヒッチラックのほうが燃費への影響が小さいことがわかった。
コンシューマーリポートはヒッチラックを推奨し、「ヒッチラックは取り外しが簡単なので、使わないときは外すといい」とアドバイスしている。