映えを意識 20代、薄毛対策に高い関心 アートネイチャー調査
- 2020/3/27
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中年以上の年代で関心が高いと思われた「薄毛対策」が、むしろ20代の若者層で関心が高まっていることが、アートネイチャーの「薄毛のケアに関する調査」でわかった。インスタ映えなど見た目をコミュニケーションツールとして重要視していることが背景にあるとみられ、月に5000円以上を頭髪ケアにかける割合も全年代の中で最も高くなった。
調査は今年1月、全国の20歳~59歳の男性400人を対象に実施した。
その結果、「加齢とともに起こる変化のうち、最も抵抗ある変化」について、「薄毛」が57.8%と最も多く、2番目に多かった「白髪」(11.3%)とは大きな差が開いた。20代でも「薄毛」と答えた人が52%に上り、男性全体で「薄毛」は見た目年齢を大きく左右するという意識があるとみられた。
自身の頭髪について、薄毛が「とても気になる」人は全体の34%、「やや気になる」人は40.8%で、合わせて74.9%に達した。20代でも同様の傾向となった
頭髪の薄毛が「とても気になる」「やや気になる」との回答者に現在行っている髪・頭皮のケアについて聞いたところ、他の年代と20代の傾向に違いがみられ、全体と比べて20代は何かしらのケアをしている人が多い傾向となった。特に「発毛剤」は全体が11.3%なのに対し20代は13%、「サプリメント」は全体が6.8%、20代が9%、「AGA治療」は全体が6.5%、20代が11%で、若い頃から髪や頭皮ケアにお金をかける意識が根付いていることが明らかになった。
また、1カ月の間に髪・頭皮のケアにかける金額でも、「5000円以上」と回答した割合は20代が31%と全年代の中で最も高く、「1万円以上2万円未満」も20代が9.9%となり、全体よりも1.8倍多い結果となった。
一方で、髪や頭皮のケアに関心があるものの「何も行っていない」との回答が全体で4割近くあり、その理由として「正しいやりかたがわからない」との回答が4割以上に達した。
調査結果について、アートネイチャーは「20代は、インスタ映えや自撮りなど見た目そのものがコミュニケーションツールとして大きな役割を持つ人たち。また、子供の頃から、高機能な育毛剤や発毛剤、AGA治療など本格的な薄毛ケアが選択できる環境の中で育ってきたこともあり、『若いころから本格的な薄毛ケアをした方が、後で後悔しない』という共通認識が生まれているのかもしれない」と分析している。