栄養スコア、ケロッグとペプシコが採用 ルクセンブルクも🔓

英国の信号方式表示を参考に、フランスが開発した栄養評価ラベル「栄養スコア(Nutri-Score)」の採用が欧州で一段と進んでいる。

米食品大手ケロッグとペプシコはこのほど、仏国内で販売する食品を対象に栄養スコアの表示を決めた。今後数カ月のうちに一部の商品で栄養スコアが登場する見通し。これを受け、フランス消費者同盟(UFC)は2月13日、「栄養スコアに反対してきた米多国籍企業が方針転換した」とする歓迎のコメントを発表した。

また、国としてはルクセンブルクが採用を決め、欧州域内での採用国はこれで7カ国目。国や企業の採用が加速しつつあり、栄養スコアの普及が新たな段階に入った。

栄養スコアは製品ごとの栄養成分をスコア化し、総合得点を5段階で評価するシステム。仏が国としての採用を決めた2016年当初、食品業界が一斉に拒否反応を示し、厳しい船出となっていた。特に「ビック6」と呼ばれる世界大手6社(ネスレ、ケロッグ、ペプシコ…(以下続く)

この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
📌ジー・サーチ データベースサービス
📌日経テレコン

栄養スコア

わかりやすいとの評価で欧州各国や企業での導入が進む仏発案の「栄養スコア」

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 高齢消費者・障がい消費者見守りネットワーク連絡協議会
    消費者庁は10月16日、高齢者や障がい者の地域見守り活動についての情報共有化をめざして「高齢消費者・c
  2. 米消費者製品安全委員会
    米国消費者製品安全委員会(CPSC)は11月18日、複数の事故が発生していることを把握していながら直c
  3. 電話相談
    ◎全国有料老人ホーム協会が開設 経験豊富な相談員が対応 公益社団法人全国有料老人ホーム協会(有老協c
  4. JAPA中下裕子代表理事
    ◎東京消費者団体連絡センター主催の学習会で PFAS(有機フッ素化合物)問題への理解を深めようと、c
  5. 英国の消費者団体Which?
    英国の消費者団体Which?は11月14日、5月に施行された「反グリーンウォッシュ規則」などへの違反c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る