今年の消費者月間テーマ 「もったいないから始めよう」

消費者庁は毎年5月に開催する「消費者月間」の今年のテーマを「豊かな未来へ~『もったいない』からはじめよう」に設定した。食品ロス削減やエシカル消費の推進など、SDGs(国連の持続可能な開発目標)への具体的取組として消費者月間で呼びかける。「豊かな未来」創造への契機としたいとする。

消費者月間は「消費者基本法」の前身である「消費者保護基本法」の制定・公布を記念して毎年5月に開催されている。消費者・事業者・行政などが消費者問題の重要性を確認しあう期間として位置付けられている。月間を通して消費者団体や各地消費生活センターなどが関連イベントを開き、消費者庁も「消費者月間シンポジウム」を開いてきた。

同庁は今年の統一テーマとして「豊かな未来へ~『もったいない』からはじめよう」に設定。1月21日付けで各事業者などに「日頃事業活動の中で取り組まれていることを消費者月間を機に広く発信し、消費者との双方向コミュニケーションにつなげていただければ」との要請を通知した。

統一テーマについては、昨年10月に食品ロス削減推進法が施行されたこと、エシカル消費などSDGsへの取組推進が重要な消費者政策として提示されていること、それら取組には多様な主体の連携が求められていることなどを踏まえて設定したとしている。

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