福岡県マイバッグ運動 レジ袋3775万枚削減 過去最高
- 2020/1/21
- くらし
ごみの減量化を進めるため、福岡県が毎年10月に実施しているマイバッグキャンペーンの結果が発表された。今年度はスーパーやコンビニなど2805店舗が声かけやポイント付与などを展開し、1カ月間でレジ袋約3775万枚を削減した。県民1人当たり7.36枚を節約した計算。
レジ袋を巡っては、今年7月から全国の小売店に有料化を義務付ける制度がスタートする。県は引き続きマイバッグキャンペーンを続ける意向で、有料化義務付け後の消費行動に変化がみられるか、次回の集計結果に注目が集まる。
この取り組みは1996年度から始まり、今回で24回目。消費者に買い物袋の持参を呼びかける「一斉行動参加店」は昨年度比76店舗増の2805店舗にのぼり、約505万枚増の3775万枚のレジ袋を削減した。県民1人当たり7.36枚の節約(2008年度は3.9枚)となり、参加店舗数、レジ袋削減枚数、1人当たり節約枚数ともに過去最高を記録した。
参加店の内訳はスーパー・薬局が400店舗超、コンビニが2200店舗超。県循環型社会推進課によると、コンビニ各社やイオンなどの大型スーパーで取り組みが進み、今回の大幅な削減につながったという。