大学生が企画、京都で被害防止ラジオイベント 18歳成人見据え
- 2019/12/6
- くらし
京都の大学生が企画運営した公開ラジオ放送のトークイベント「成年年齢引下げを考える in KYOTO~若者の消費者被害を防ごう~」(京都府主催)が12月14日、開催される。「京都府くらしのヤングリーダー」の認定を受けた大学生2人が被害事例を紹介し、吉本芸人や有識者らとトークを繰り広げる。KBSホール(京都市上京区)で13時~14時まで。事前申し込み不要で参加費無料。府は多数の参加を呼びかけている。
大学生による成年年齢引き下げに関する啓発イベントは昨年に続き2回目。今回はラジオ番組とコラボし、公開ラジオ放送に挑戦する。
現在84人の現役大学生が活動するヤングリーダーから、同志社大生と京都教育大生の2人が参加。NPO法人京都消費生活有資格者の会の三室久枝運営委員、京都大学大学院法学研究科准教授のカライスコス・アントニオス氏、吉本芸人ネイビーズアフロとともにトラブルに巻き込まれた時の対処法や注意ポイントなどをトークする。海外の施策に詳しいアントニオス准教授による各国の状況報告も行われる。
府消費生活安全センターによると、大学生の多い土地柄もあり、マルチ商法や賃貸アパートの退去時トラブル、ネットトラブルなどの若者相談が多く寄せられている。2022年4月施行の民法改正で成年年齢が引き下げられ、18・19歳の未成年者取消権がなくなるため、府はヤングリーダーの養成など若者向け啓発事業に注力している。
イベントは国の地方消費者行政強化交付金を活用した。イベントの詳細や問い合わせは府消費生活安全センター(075・671・0030)まで。