消費者庁など「食べきり」キャンペーン展開、忘新年会にらみ
- 2019/11/29
- 食品
消費者庁や全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会などは年末年始の忘新年会シーズンに、外食時の「おいしい食べきり」全国共同キャンペーンを実施する。国内で発生する年間約643万トンもの食品ロスを削減する狙い。適量注文や宴会終了前の「食べきりタイム」などを呼びかける。
キャンペーンは12月~1月末まで実施する。消費者庁・農水省・環境省が408の自治体でつくる全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会と連携し、「宴会五箇条」や「3010運動」の普及と実践を呼びかける。
宴会五箇条とは▽適量注文▽宴会の幹事による「おいしく食べきろう」の声かけ▽開始30分と終了10分の席を立たずに食べることに専念する「食べきりタイム」の設定▽食べきれない料理は分け合う▽残った料理は店に確認して持ち帰る――という取り組み。
また、3010運動は適量を注文し、乾杯後30分間、お開き前の10分間に料理を楽しむ、という取り組み。消費者庁はホームページ上で外食時の「食べきり」ガイドや食品ロス普及啓発用パンフレットなどの啓発資材を公開しており、活用を呼びかけている。