エシカル消費「知らない」が54% 7割が関心 神奈川県調査
- 2019/10/29
- くらし
神奈川県が実施した消費生活アンケート調査で、エシカル消費のことを「知らなかった」と回答した人が54.5%に上ることがわかった。「知っていた(意味も理解している」)」は16.3%にとどまった。
関心度については「非常に関心がある」が12.6%、「少しは関心がある」が64.1%で合わせると7割を超えた。出来そうなこと・実践していることについては、「マイバッグの持参」が83.3%と最も多く、以下、「マイボトルの持参」64.4%、「地産地消」62.6%、「必要なものを必要な時に必要な分だけ購入」58.5%、などと続いた。
自由意見では「頑張らなくても自然に出来る、ライフスタイルに合った消費行動でなくては続かない」「エシカル消費に関連する商品自体に魅力を感じるものが少ない」「循環型社会の構築は必要不可欠だと思うが、市場レベルへの落とし込みが普及のカギになると思う」などの声が寄せられた。
県は「エシカル消費に関する関心度が一定数(7割)ある」として、アンケート結果を消費者教育の推進などに反映させる方針。調査は今年8月、県消費生活eモニター298人を対象に実施。270人から回答を得た。