【米国】パブリック・シチズンHPを成人向けに分類 閲覧不可に
- 2019/9/13
- 海外
米国の非営利団体パブリック・シチズンのホームページが教育省のWiFiと職員専用ネットワークで閲覧できない状態になっていた問題で、同団体はその原因が訴訟の中で明らかになったと発表した。
同省内でWEBフィルタリングサービスを提供していたFortinet社が「アドボカシー組織」のWEBサイトを「アダルト/成人向け」に分類していたことが原因。同省のネットワークはアダルトサイトをブロックする設定になっており、閲覧できない状態になったという。同省は設定を修正、その後、表示されるようになったという。
これを受け、パブリック・シチズンは政府機関への訴訟を取り下げるとともに、他の省に対してフィルタリング設定の確認を要求。「今回の事件は国民が知るべき情報をテクノロジー企業もしくは政府機関が管理できることを示した。憲法が順守されていることを継続的かつ精力的に監視する必要がある」と警告を発した。
事件は4月9日、ユーザーから「ホームページが表示されず、インターネット使用ポリシーに違反しているとのメッセージが届いた」との情報が寄せられ、発覚した。