自転車保険加入率68.5%、前年比微増 義務化の兵庫県で
- 2019/9/6
- くらし
自転車保険の加入を義務付ける自治体が増える中、全国に先駆けて義務化を導入した兵庫県が保険加入率調査を実施した。
調査結果によると、加入率は68.5%で前年対比0.6ポイントの上昇。年代別では40歳代が81.3%と最も高く、以下、30歳代73.5%、50歳代70.0%、60歳代63.5%、20歳代61.2%と続いた。70歳代以上は59.8%と最も低かった。また、地域による偏在もみられ、北播磨や西播磨、但馬、淡路はいずれも50%台と低かった。調査は6月、自転車利用者と自転車を利用する未成年の保護者、計4238人を対象に実施した。
自転車の危険運転事故で高額賠償請求事例が発生するなどしていたため、県は2015年10月1日、自転車利用者に保険加入を義務付ける条例を全国に先駆けて施行した。今回の調査結果を踏まえ、未加入高齢者への普及啓発をはじめとした加入促進に取り組む方針。