「誓いの碑」建立から20年 薬害根絶デー、23日開催へ
- 2019/8/8
- くらし
被害者・支援団体などでつくる「全国薬害被害者団体連絡協議会」(薬被連)は8月23日、薬害の根絶と迅速な救済を願う「薬害根絶デー」を開催する。今年で20回目。当日は厚生労働省と文部科学省に要望書を提出するとともに、薬害リレートークや「誓いの碑」前での薬害根絶の誓いを行う。
薬害根絶「誓いの碑」は、1996年薬害エイズ裁判和解時に遺族被害者の願いを受け、当時の厚生省が同省正面玄関前に建立したもの。1999年8月24日に設置され、以降、薬被連は毎年この日の前後を「薬害根絶デー」と定め、薬害根絶に向けた一連行動を展開してきた。
20回目となる今年は8月23日に開催し、厚労省と文科省に対し、薬害根絶に向けた要望を実施。11時45分から12時55分まで厚労省前で薬害リレートークを、13時から13時20分まで誓いの碑前で薬害根絶の誓いを行う。参加無料(詳細は薬被連ホームページ参照)。
誓いの碑には「千数百名もの感染者を出した『薬害エイズ』事件/このような事件の発生を反省しこの碑を建立した/平成11年8月厚生省」などの決意が刻まれている。