苦情相談13%増、トラブル当事者の高齢化顕著に 兵庫県

兵庫県立消費生活総合センターがまとめた2018年度の県内消費生活相談状況によると、苦情相談が前年度比13.2%増の4万2812件と大きく増加した。契約者の平均年齢は2年連続で上昇したこともわかり、「トラブル当事者の高齢化がますます進んでいる」と分析した。

同センターによると、契約当事者が60歳以上だった事例が全体の4割(43.3%)を占めたほか、平均年齢も16年度の53.9歳から17年度54.9歳、18年度56.4歳と2年連続で上昇し、消費者トラブルの高齢化が浮き彫りになる結果となった。

■架空請求・健康食品・化粧品・水回り修理・電気契約が増加

一方、全苦情相談のうち増加が目立った事例は「ハガキによる架空請求」。17年度の504件に対し、18年度は4228件と8.4倍に急増した。「偽の警告表示でソフトウェア購入に誘導された」という事例も1779件寄せられ、1.5倍に増えていた。

そのほか「通信販売の健康食品・化粧品」の相談が引き続き増加し、依然としてお試し商法(お試しのつもりが定期購入だった)によるトラブルが相次いでいた。トイレや浴室などの「水回り修理」でのトラブルは3年連続の増加。「トイレが詰まり修理業者を呼んだところ、簡単には直らないとのことで、次々と勧められるがまま各種作業の実施を承諾。最終的に高額な料金を請求された」などの事例が寄せられ、特に60歳代以上の年代で高額料金を請求される事例が目立った。

「電気」に関する苦情も約8割(346件から621件)増え、「電気料金が安くなるなどと電話で勧誘され、契約している小売電気事業者とは別の事業者だと気づかず契約してしまった」といったケースが多かったという。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 地方消費者行政の充実強化を考えるシンポジウム
    ◎交付金事業期限到来、消費者庁「対策講じる」 具体策はこれから 全国消費者団体連絡会(全国消団連)c
  2. NCL
    米国の遺伝子検査会社「23andMe」が破産手続きを開始した問題で、消費者団体ナショナル・コンシューc
  3. SSRC
    ◎今年で8回目 消費から持続可能な社会をつくる市民ネットワーク主催 消費者目線で企業のCSR・環境c
  4. ニッポン消費者新聞2025年1月1日号
    特集 フードバンク認証制度 26年度から本格始動 25年度に大手団体で実証実験 ~事故c
  5. 千葉県が毎年実施しているアンケート調査によると、自転車保険に「加入している」との回答が68.7%と前c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る