【米国】関税で洗濯機12%値上がり 購入は11月がおすすめ
- 2019/4/25
- 海外
米国で洗濯機の価格が上昇している問題で、消費者情報誌コンシューマー・リポートは4月23日、「消費者はこれまで以上に商品選びを慎重にする必要がある」と呼びかけた。購入時期にも注意を払う必要があるといい、11月が最適だとアドバイスした。
トランプ大統領が昨年1月、輸入洗濯機に最大50%の関税を発動して以降、国内の洗濯機の価格が12%近く値上がりしたという。「洗濯機の本質は金属製の箱」(同誌)であり、鉄鋼への制裁関税の影響も響き、国内メーカーも価格を引き上げているという。
さらに関税の対象外である乾燥機の価格も同様に上昇。同誌は「乾燥機は洗濯機とセット販売されるケースが多く、洗濯機ほど複雑な構造ではないにもかかわらず同時に値上げをしてくる」と指摘した。
コンシューマー・リポートは「洗濯機は故障した時に買い替える人がほとんどだが、急いでいないならば価格が下がる時期に買うといい」とコメント。クリスマス商戦が繰り広げられるブラックフライデー前の11月が最適だと勧めた。