【米国】問題のベビーベッド、一転リコールへ 遅すぎるの声🔓

米国で赤ちゃんの死亡事故が相次いでいたフィッシャープライス社製ベビーベッド「ロックンプレイ・スリーパー(Rock’n Play Sleepers)」が注意喚起措置から一転、リコール(自主回収)されることになった。消費者団体は「発売から10年。あまりにも遅すぎる」と非難した。

CPSCが警告したベビーベッド

注意喚起から一転、自主回収されることになったロックンプレイ・スリーパーの一製品(CPSCホームページより)

米消費者製品安全委員会(CPSC)が同社とともに5日、CPSCアラートを発して同製品の使用上の注意を呼びかけたが、1週間たった12日、470万台にも及ぶ自主回収措置がとられることになった。5日の発表では、死者数は「2015年以降10人」とされていたが、12日の発表では「2009年の発売開始から10年間に30人以上」と修正された。

5日のCPSCアラート発表を受け、コンシューマー・リポートが8日、「2015年よりも前に死亡事故が起きていた」と指摘し、リコールを要求していた。

同団体は2011年に最初の事故を把握したとし、その後、同社への訴訟が複数件あったと指摘。2013年10月にはテキサス州で2カ月の女の子が死亡、最近では今年の春にテネシー州で1歳の女の子が死亡したことを明らかにした。

また、米国小児科学会(AAP)も9日、「CPSCとフィッシャー・プライス社のアラートは乳児の安全確保には程遠い。この製品は致命的であり、すぐに回収すべきだ」との声明を発表。傾斜のついた寝具に赤ちゃんを日常的に寝かしてはいけないと注意を呼びかけた。

実はCPSCは昨年5月、傾斜のついた睡眠製品に関するコンシューマー・アラートを発していて、赤ちゃんが寝返りを打たないよう拘束具で固定するよう「強く推奨する」と警告していた。当時CPSCは、コンシューマー・リポートの問い合わせに対し「ロックンプレイでの死亡事故は認識しているが…(以下続く)

この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
ジー・サーチ データベースサービス
日経テレコン

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 神奈川県消費者の会連絡会理事今井澄江さん
    NPO神奈川県消費者の会連絡会理事・今井澄江さん ◎三部料金制スタート、価格の確認を 不透明なL�c
  2. 兵庫県立消費生活総合センター
    小林製薬の紅麹サプリメント3製品による健康被害問題を巡り、兵庫県は3月31日、2025年度も被害者の�c
  3. 独自の基準で自動車テストを実施している消費者団体「コンシューマー・リポート」は、認定中古車について、�c
  4. 地方消費者行政の充実強化を考えるシンポジウム
    ◎交付金事業期限到来、消費者庁「対策講じる」 具体策はこれから 全国消費者団体連絡会(全国消団連)�c
  5. NCL
    米国の遺伝子検査会社「23andMe」が破産手続きを開始した問題で、消費者団体ナショナル・コンシュー�c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同�c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際�c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日�c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビスス�c
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6�c