「皮ごと食べられる」ぶどう、残留農薬心配なし 基準値未満
- 2019/4/3
- 食品
「皮ごと食べられる」との表示がある外国産ぶどうについて、北海道消費者協会が残留農薬テストを実施した。60種類の農薬を調べたところ、8点中7点から農薬が検出されたものの、いずれも基準値未満だった。同協会商品テストグループは「皮ごと食べても心配ない」とコメントした。
テストしたぶどうは、皮の色が緑色のもの4点(いずれもメキシコ産)と赤色のもの4点(メキシコ産2点、豪州産とチリ産が1点ずつ)の計8点。うち7点から残留農薬が検出されたが、基準値の16分の1以下と微量だった。最も多くのぶどうで検出された農薬は殺虫剤のフルジオキソニルで、6点に残留していた。
参考品として福岡県産と栃木県産のぶどう、計2点(いずれも皮が紫色で皮ごと食べられる旨の表示なし)の残留農薬も調べたが、問題なかった。
皮ごと食べられるぶどうは皮を除く面倒がなくて手軽という利点があり、スーパーなどで外国産のものが並んでいるという。