人気焦がしシュー、景表法違反 国産小麦使用→大半が米国産
- 2019/3/15
- 食品
「国産小麦をたっぷり使用」などと不当な広告表示をしたとして、大阪府は3月13日、焦がしシュークリーム専門店「ベイクドマジック」などを展開するヤムヤムクリエイツ(東大阪市)に対し、景品表示法違反(優良誤認)で措置命令を出した。
府によると、同社は昨年7月18日から今年1月24日にかけて、焦がしシュークリームを自社サイトと楽天市場のネット店舗で販売する際、「シュー生地は国産の小麦粉を使用」と記載。しかし、実際は大半が米国産小麦であり、国産小麦は一部ブレンドされているに過ぎなかった。また、菓子販売店「ベビーマジック」で販売するプチリッチシューにおいても、持ち帰り箱と自社サイトに「北海道産小麦をたっぷり使用」などと記載していたが、同様に大半が米国産小麦だった。
府は、こうした表示が消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれがあると判断。同社に対し、再発防止と消費者への周知を求めた。