リスク高い歯科インプラント 国センが危害防止へ対策提言🔓

国民生活センタ―はインプラント治療による危害情報が年間60件~80件寄せられ続けていることを重視し3月14日、消費者トラブルの未然・拡大防止へ向けて関係機関に事態の改善を要望した。事例には歯科医師の未熟な治療で危害が発生した例や、歯科医師が「インプラント治療指針」に沿わないままにいきなり手術した例などもあり、インプラントトラブルの深刻さを示している。

国民生活センター歯科インプラント対策提言

深刻なインプラント相談事例が報告された(14日、国民生活センターにて)

同センターはトラブル発生の場合は、他の医療機関への相談を検討することなどを消費者にアドアイス。歯科医療団体には、「インプラント治療指針」の周知徹底を要望した。

インプラントは虫歯、歯周病、外傷、腫瘍などによって歯が失われたり、顎(あご)の骨や顎顔面の一部が欠損した場合に、本来あった歯やその他組織の代わりとしてインプラント体(人工歯根)を顎骨や顔面の骨に挿入し、これを土台として義歯や顔の一部を補うものを固定、顎顔面口腔の構造、機能、審美の回復を図る治療法。自由診療が多いことから、治療費が高額となりやすい。

同センターには「手術直後からしびれがとれない」など…(以下続く)

この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
📌ジー・サーチ データベースサービス
📌日経テレコン

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 高齢消費者・障がい消費者見守りネットワーク連絡協議会
    消費者庁は10月16日、高齢者や障がい者の地域見守り活動についての情報共有化をめざして「高齢消費者・c
  2. 米消費者製品安全委員会
    米国消費者製品安全委員会(CPSC)は11月18日、複数の事故が発生していることを把握していながら直c
  3. 電話相談
    ◎全国有料老人ホーム協会が開設 経験豊富な相談員が対応 公益社団法人全国有料老人ホーム協会(有老協c
  4. JAPA中下裕子代表理事
    ◎東京消費者団体連絡センター主催の学習会で PFAS(有機フッ素化合物)問題への理解を深めようと、c
  5. 英国の消費者団体Which?
    英国の消費者団体Which?は11月14日、5月に施行された「反グリーンウォッシュ規則」などへの違反c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る