多機能トイレ利用「配慮を」 東京オリ・パラにらみマナー啓発
- 2019/3/8
- くらし
車椅子使用者などが利用する「多機能トイレ」を一般の人が長時間利用するケースがあるとして、国交省は3月12日からの1カ月間、利用マナー啓発キャンペーンを展開する。東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けた取り組みの一つで、心のバリアフリー化を進めていく方針。
多機能トイレは手すりやオムツ替えの台、汚物流し、介助用ベッドなど様々な機能が備わったトイレ。車いすやベビーカーが入る広いスペースもあり、体の不自由な人や子ども連れ、オストメイト(人工肛門・膀胱保有者)、高齢者などが利用しやすいよう工夫されている。しかし、多機能トイレを一般の人が長時間利用するケースがあり、苦情の声があがっていた。
キャンペーン期間中、鉄道や空港、高速道路などでポスターの掲示やチラシの配布などを実施。国交省公式ツイッターでも周知していく。国交省は「思いやりの心を持ってトイレを利用してほしい」と呼びかけている。