消費者庁、液体ミルク2品の表示許可 「開封後すぐ使用を」
- 2019/3/6
- 食品
明治と江崎グリコが申請していた乳児用液体ミルクについて、消費者庁は3月5日、健康増進法に基づく特別用途食品の表示を許可したと発表した。江崎グリコは11日に国内初となる新商品を全国展開し、明治は13日に商品の詳細について発表するとしている。消費者庁は5日、液体ミルクの活用法や注意点について消費者に情報提供を行い、「開封後はすぐに使用し、飲み残しは与えないでほしい」と呼びかけた。
液体ミルクはお湯や水で調乳する必要がなく、開封してそのまま授乳が可能。栄養分は粉ミルクと同等で、未開封なら常温で長期間保存(紙パックで約6か月、缶で約1年)できる。消費者庁は母乳が足りない時や災害時、外出時の活用を推奨。一方、飲み残しは雑菌が繁殖しやすいため、開封後はすぐに使用し、飲み残しは与えないよう呼びかけた。
江崎グリコは国内初となる液体ミルク「アイクレオ赤ちゃんミルク」を5日、自社通販サイトで発売し、11日から全国で順次販売を開始する。125ミリリットル入り紙パックで希望小売価格は200円(税抜き)。明治は5日、消費者庁から特別用途食品の表示許可を受けたと発表し、13日に新商品の詳細を公表するとしている。