【英国】最高のスーパーを発表 エシカル、脱プラ重視へ
- 2019/2/25
- 海外
英国の消費者団体Which?が2月22日、スーパーマーケットランキングを発表した。生鮮食品の品質が明暗を分けたといい、最高のスーパーにはウェイトローズが、最悪のスーパーにはアズダが選ばれた。また、近年は環境配慮、エシカル、健康を重視する消費者が増えていることがわかった。
1万2000人以上の消費者がアンケートに回答し、スーパーの内装(買い物のしやすさ)、スタッフの対応、品質、価格などを評価した。
最高評価は顧客スコア76%を獲得したウェイトローズ、次いでマーク&スペンサー(71%)、アルディ(68%)などの順。最低評価だったのはアズダで56%のスコアとなった。昨年に続き最高評価となったウェイトローズは高級スーパーで、スタッフ対応が良く、レジの待ち時間も短かったほか、消費者が重要視する生鮮食品の品質の項目で高い評価を得た。
一方、最低ランクのアズダは格安スーパーとして知られ、スタッフ対応やレジの待ち時間、自社製品および生鮮食品の品質などの項目で不満が多かった。
アンケート調査では環境配慮やエシカル消費、健康をスーパーの商品に求める傾向も浮き彫りとなった。81%の人が健康な食品を販売しているかどうかを重視し、74%が食品に糖分表示を要求。また、72%がプラスチック不使用もしくはリサイクル可能な容器包装を使用しているかを気にすると回答、65%が食品の塩分表示を重視すると答えた。ランキング上位のスーパーはそれぞれ自社製品の包装や表示を工夫するなどの取り組みを実施していたという。