日本消費者協会かたる不当請求に注意電子マネーで金銭要求

一般財団法人日本消費者協会（東京都千代田区）は1月24日、同協会をかたる不当請求事例が寄せられているとして注意を呼びかけた。

同協会にはこの2週間に、不当請求に関する複数件の情報提供や問い合わせが寄せられたという。不当請求はメールやSMSで届くといい、通販モール運営会社を名乗ったうえで、利用料が払われていないと主張する内容。未納料金に関する処理は「消費者協会」が扱うなどと記載されていた。メールを受け取った人が電話を掛けて身に覚えがないことを告げたところ、しばらくしてから「消費者協会」を名乗る者から電話があり、10万円以上の電子マネーを協会宛てに送付するよう要求するなどしてきたという。

日本消費者協会の伊藤健一総務部長は「電子マネーの送付先は当協会とは全く異なる所在地だった。当協会が一方的に金銭を請求することはなく、こうした手口には気をつけてほしい」と注意を呼びかけた。これまでに金銭的な被害は発生していないものの、複数の異なった手口が確認されており警戒が必要だ。こうした請求があった場合は対応せずに、同協会に連絡してほしいとしている。電話番号は03（5282）5311。

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