【豪州】カーナビ大手3社、「ずっと無料」のフレーズ削除へ
- 2019/1/23
- 海外
オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は1月23日、TomTom、MiTac、Garminの3社が、製品の寿命を意味する「lifetime」という言葉をカーナビ広告に使用しないことに同意したと発表した。
3社はGPSカーナビの大手で、それぞれTomTom、Navman、Garminのブランドで製品を販売。広告やパッケージに「Free Lifetime Maps(地図データの更新はずっと無料)」「追加料金なしで地図データを最新の状態に保てる」などと表示していた。しかし、規約の中では特定の状況下において無料サービスの提供を打ち切ると明記していた。
ACCCは「3社はこうした条件を目立つ方法で消費者に伝えていなかった」と指摘、さらに「ずっと無料との表現は誤解を生む。製品が壊れるまで無料サービスを受けられるとの期待を消費者に抱かせる」と強調した。3社は広告から問題の文言を削除し、今後も使用しないことに合意したという。