【英国】最悪のホテルに「ブリタニア」 消費者団体調査
- 2018/11/14
- 海外
英国の消費者団体Which?は11月3日、消費者調査の結果、国内で最悪のホテルチェーンに「ブリタニア」が選ばれたと発表した。同団体はホームページにホテルを潜入調査した動画を公開し、バスルームや窓の清掃不足、壁紙の破れ、家具の故障などを指摘した。
この調査は6年前から実施。利用者の多いホテルチェーンを対象に、宿泊経験のある7000人以上が評価した。その結果、ブリタニアは顧客スコア35%と最低評価となり、宿泊代、食事の質など多く項目で最低の1つ星を獲得していた。さらに利用者の42%が宿泊中にトラブルが起きたと回答。4分の1が苦情を申し出たとし、71%が不満を感じたと答えていた。ある利用者は「不潔な馬小屋」と評したという。
同団体が系列ホテルの一つ、ロイヤル・アルビオン・ホテルに出向き、部屋の状況を潜入調査したところ、食べ終わった食器が床に置かれたままになっていたり、カーペットには飲料をこぼした跡がくっきりと残ったままになっていた。そのほか、タオルのシミ、ライトの傘にほこり、破れた部分をビニールテープで修理したソファーなども確認された。
こうした状況は同団体ホームページにおいて、動画と画像で公開済み。宿泊した調査員は「朝食は苦いコーヒーと水っぽいスクランブルエッグ。ベッドは硬く、薄くて汚いシーツが敷かれていた」と指摘した。
一方、最高のホテルチェーンに選ばれたのは「プレミアイン」で、4年連続でチャンピオンの座を守ったという。