「イヤヤン」遂に登場 消費者ホットライン周知へ
- 2018/10/5
- くらし
困っている消費者を見かけると、チョウのように近寄り、その耳元で消費者ホットライン「188」を教えてくれる「イヤヤン」が10月4日、消費者庁の記者会見場に登場した。すでに7月に誕生が報告されていたが、実際のお披露目は初めて。オフィシャルの活動は消費者庁も参加する10月の京都国際映画祭が最初となりそう。
消費者問題の分野では、子どもを事故から守ってくれる「アブナイカモ一家」が各地で活動している。その一家に協力し、消費者ホットライン188の重要性を伝えるイヤヤンが活動に加わった。
消費者庁・岡村和美長官は10月4日の記者会見でイヤヤンを紹介し、消費者庁が参加する10月の京都国際映画祭に、イヤヤンも出席してくれる可能性を表明した。同映画祭で消費者庁は消費者ホットラインの重要性やエシカル消費の推進などをアピールするという。
イヤヤンは困っている消費者がいればいち早く近寄り、その耳元で消費者ホットラインの番号「188」を教えてくれる。岡村長官は、消費者の味方として、どんな環境下でも、どこにでも現れて、トラブル解決まで寄り添ってくれる存在がイヤヤン、と紹介している。
イヤヤンの実態は、「泣き寝入りが超イヤヤ」という口癖のチョウ。消費者庁職員に尋ねても性別・年齢は明らかにしていない。悪質商法に立ち向かうことに不惑の意志を持ち、いつも全国をチョウのように羽ばたいて旅をしている。危険な製品でけがをした人や強引な勧誘にあって困っている消費者を見かけると、すぐに近寄り消費者ホットライン188を教えてくれる。
(10月5日15:23修正 *「10月の京都国際映画祭」に訂正しお詫びいたします)